オリオン
壁に貼り付けたまま
度が過ぎた憧れは
日に灼けて、色褪せて
退屈な日々に溶け出してた
いつかの少年は何も恐れず
己の才能とやらを信じ込んでいた
見えなくなっていく
たとえば、街ですれちがっても
ぼくだと気付かないかも
平凡な呪詛を
君がどこにいても、聴こえるように
歌いつづける
濡れた手のひらのうえ
枝分かれした宿命
人に優しくなってく
涙は流れる
期待通りに
時間を停めて、抱き寄せたら
振り払われた腕の痛みがまだ
消えなくなっている
忘れてしまえたらどんなに
だなんて仮定も意味為さないくらい、不自由な
決まりで満たされた仮想空間に
溺れかけてる
見えなくなっていく
消えなくなっている
ずっと、ここにある
瞳の裏に焼き付いてる
見慣れて陳腐化した空の、星に願いを
置き去りになっていた夢をもういちど
ぼくに伝えて
君がどこにいても、聴こえるように
歌いつづける